追撃コラム 過去号

爆弾追撃コラム(旧田中県政追撃コラム)
の過去号を掲載しています。2002年3月からのものがあります。
通常、発行から2〜3週間後のものを掲載しています。したがって、ここにアップした日付と、メルマガ発効日にはズレがあります。その点ご注意ください。

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2003年02月20日

これでいいのか!田中県政追撃コラム54 2003/02/19

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■    ■□■  これでいいのか!田中県政追撃コラム  ■□■
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● 障害者を名乗る元事業家が知事会見で諫言(かんげん)

● 直後に不審火で事務所が類焼
    自宅周辺では深夜に不審な人影も 


2月13日(木)の知事会見でちょっとした異変がありました。
自ら「1種1級の障害者」だと名乗る方が田中知事に質問し、緊迫したやり取りが
ありました。障害者の立場から、田中県政に物言いをつけた格好です。

田中知事は常々障害者に優しくーと言っているのですが、当の障害者の方はそうは
思っていないということでしょう。私は何人かの障害をお持ちの方に田中知事につ
いての感想を聞いていますが、あまり芳しい返事は返ってきません。
私個人の意見を言わせていただくなら、田中知事はうわべだけ障害者に優しいポー
ズを取るために障害者を利用していると思います。
そんな田中知事に腹を立てた方が、知事に諫言(かんげん)ーということでしょ
う。

この方は須永恒さんという方で県内にお住まいの65歳の男性の方です。
目がご不自由です。片側はまったく見えず、もう片方が体調がいいとぼんやり物の
形が判別できる程度です。

身体を悪くする前は、ホテルやスキー場を経営していた方です。自分では運転しま
せんが、県庁に来るときは大型のベンツです。

会見での様子は県のホームページでご覧ください。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20030213n.htm

私はこの日、会見に出席していません。ですから、会見については県のホームペー
ジを見ての対応ですが、須永さんのことについては13日の知事会見以前に知って
いました。

須永さんは、いきなりこのようなことをしたわけではありません。
これ以前に、田中県政に意見があり、様々なことをしていたようです。

昨年12月2日には県議会議長に対して、障害者の人権擁護活動についての要望書
を出しています。ま、ここだけの話し、こういうものは出して出しっ放しにされる
のがほとんどですが。

田中知事に会って直に話しをしたいということで、最初、政策秘書室にお願いした
ようですが、政策秘書室から障害福祉課に回されて話をしています。これは、お役
所得意の「たらい回し」っていうことでしょうか。


須永さんは会見の中でこう言っています。
「知事に申し上げたくて何度も面会を申し上げたり質問状を出したりしたが、いち
べつだにされなかった。政策秘書室は何度でもきちんと弁を付けてお渡ししてあ
るって言ってもあなたは返事をくれない」
要するに、政策秘書室は知事に須永さんの要望を取り次いだが、田中知事は「返事
をくれない」ということです。

政策秘書室では知事の日程を理由に須永さんの面会を断り、代わりに「ようこそ知
事室」への申し込みを促しているようですが、須永さんはこれに応じていません。
田中知事は時間を作ろうと思えばいくらでも出来たはずです。なにしろ、乗り物に
乗っている時間が長い人ですから、それを削れば済むことです。最終的に会うか会
わないを決めているのは田中知事なのです。

最近でも、小学校の校舎の解体問題で話題になっている滋賀県の豊郷町の方が、1
4日にガラス張り知事室で会って話しています。どうして滋賀県の方とは会うのに
須永さんとは会える時間が作れないのでしょうか。
田中知事は須永さんの面会要求は「ようこそ知事室」に回し、滋賀県の方とは会う
時間を作っているわけです。須永さんはこういったところに納得がいかなかったよ
うです。

田中知事はこの他にも、しばしば知事室でいろんな方と会っていて、それがニュー
スにもなっています。県民の方がこれを見て、自分もーと思うのも無理もないこと
です。田中知事は気軽に会う方と、厳しく手続きを遵守して会う方とを区別してい
るようですが、それはあまり知られていません。


須永さんは、1月20日に表現センターで自ら会見を行っています。私はこの会見
には行っています。障害者の立場から田中知事に物申すーといったものでした。し
かし、この会見のことはまったく報道されませんでした。

会見の内容がちょっと過激だったのです。いくつかの資料を須永さんは公表しまし
たが、その中に、田中知事が人格障害者では?といったものもありました。確かに
田中知事の人格についてはいろいろ言われています。議会が田中知事の辞職決議を
した理由にもそれがありました。

私もぜひ一度、田中知事には「バームテスト」や「箱庭」をやらせてみたいものだ
と思っています。人間の心理を探る際には、よくこのようなことをさせるのだそう
です。どんな「箱庭」を作るのか興味津々です。

須永さんは訴えられてもいいーといった覚悟でこの主張をしたのですが、マスコミ
は取り合いませんでした。タブーレスのメルマガ発行人の私もさすがに二の足を踏
みました。でも、須永さんに対しての取材はしています。他のマスコミの社員の方
は何の関心も示さないようでした。須永さんが滔々と喋っているのを横目に、何か
他の仕事をしながら聞き流しているといった感じでした。


ところで、
16日付の新聞につぎのような見出しの短い記事が載りました。

「小諸で住宅など焼く火事」
私が確認したのは信濃毎日新聞と朝日新聞長野県版です。
記事の概要は次の通り。
15日午前1時45分ごろ、小諸市の無職Aさん方から出火、木造二階建て住宅約
2百平方メートルを全焼したほか、隣接する木造平屋の貸事務所など二棟40平方
メートルも全半焼した。Aさんは四人家族全員で11日から海外旅行に出かけてい
て留守だった。

問題なのはこの貸事務所です。ここを須永さんが借りていたのです。
グランドピアノなどが置いてあったのが焼けてしまったそうです。

また、13、14日の深夜に、二日続きで須永さんの自宅周辺に不審な人物がい
た。犬が激しく吠え立てるので外の様子を窺うと人影があった。しばらくして車が
通るとどこかに消えていったーということもあったそうです。
須永さんは13日の会見の直後のことだけに、何か関係あるのではないかと考え、
弁護士と相談しているそうです。

2003年02月13日

これでいいのか!田中県政追撃コラム53 2003/02/13

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■    ■□■  これでいいのか!田中県政追撃コラム  ■□■
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    ◆◇ 県議選情報 ◇◆

● 更埴市区 続報   新旧対決 下崎保VS和田英幸

● 和田さんの立候補表明集会
     複雑な支持者たち


更埴市区(定数1)は現職の下崎保さんに、和田英幸さんと北村正承さんが挑むと
いった構図です。下崎さんは田中知事に不信任を突きつけた当時の県会最大会派、
県政会の団長でした。和田さんは田中知事の理念は評価しつつ、田中べったりには
ならないで、地元更埴の抱える問題を県に伝えるパイプ役になるとのことです。北
村さんは田中知事との関係を強調しているようです。

下崎さんは最近の二期は連続して無投票当選です。選挙に強いため対抗馬が出な
かったのです。下崎さんの強さの理由は、これまでの実績と日頃のマメな政治活動
によるものです。
和田さんは下崎さんと田中知事の関係の悪さを指摘し、自分の方が更埴のためには
適任との考えです。

ここは、最大の注目区です。長野市から車で4〜50分程で行けますので、取材す
るにも好都合。知事選時から注目していたので、データの蓄積もあり、これからし
ばしば情勢をお伝えしていきます。


2月9日、更埴市で「時局を考える市民集会」が開かれました。和田さんが県議選
への立候補を表明するためのものでした。150人ほどの人が集まり1時間45分
程、和田さんの話を主に聞きました。なかなか熱のこもったお話でした。が、同じ
ような話が何度か繰り返されたりして、最後の方は少々ダレました。ちょっと長過
ぎたようでした。もっと、ポイントを絞って話した方がよかったのではないでしょ
うか。

集会の後、参加者の話を聞きました。和田さんに対する期待がこもっていました。
しかし面白いことに、参加者の内30人位は、一月下旬に行われた下崎さんの会合
にも出た人のようでした。このあたり実に複雑です。日頃の付き合いの関係で、こ
ういうことになるようです。なかには市議もいましたが、この方もどっちにも顔を
出しているといいます。さらに面白いのは、それをたいして隠す様子もないので
す。
メディア的には新旧対決ということで、上にも”VS”なんてタイトルつけました
が、実態はちょっと違うみたい。そんな殺気立ったものではないようです。

北村さんについては、最初から田中康夫を自分の選挙に利用しようとしていたよう
な感じがして、好感持てないーという声がありました。

この会合の発起人の大半は、以前は下崎さんの支援者だったようです。
大西雄太郎さん(更埴中央病院理事長)が、この場で発足した和田さんの後援会、
「千曲ドリーム・ネット」の会長になりました。後援会の名称には”ネット”とい
う言葉を入れたい、という和田さんの希望があってこの名称になったそうです。
他に、七尾廣美さん(千代田製作所社長)市川浩一郎さん(長野電子社長)などの
地元有力者が名を連ねています。


集会の後、お茶しようと入った市内の喫茶店に、さっきの会場にいた人が。ここの
ご主人です。話し掛けて感想などを聞きました。しばらく政治談議をした後、カウ
ンターにパソコンが置いてあるので、そっちのほうに話を向けると「DOS−Vの
時代からやっている。LANでつないで、3台ぐらい使っている」と、なかなかの
パソコン通の様子。名刺交換したら、「あー、このメルマガ読んでるよ」などと話
が弾みました。

そこに、偶然、和田さんが2、3人の支持者の方とやってきました。どうやら常連
らしい。大きなテーブル席に相席し、さっきの感想など聞きました。
「緊張しませんでしたか?」
「いやー、疲れた。もっときつい質問が出るかと思ったけど、そうでもなかった。
いろいろ想定問答考えていたのだけれどー」
ほっとしたような、ちょっと物足りなそうな表情です。
この日の反省を、早くも次の集会にどう生かすかーなんてお仲間と相談していまし
た。



下崎さんと和田さんのホームページをご紹介します。
下崎さんのところは最近出来たようです。そのわりには充実しています。今後もど
んどんバージョンアップしていくーとサイト担当者は言っていました。

和田さんのものは以前からあるようですが、携帯電話番号まで載っていてあまりに
無防備。それが削除されてからの紹介です。

下崎さん
http://www.tamotyan.com/

和田さん 
http://www.avis.ne.jp/~wadanet/dream/net.htm

また、こんなページもあるようです。
長野県議選展望
http://members.tripod.co.jp/koizumijyunn160rou/nagano/1-0.htm


県議選モードにともない、このメルマガも週に2〜3度、配信されることもありま
すのでお見逃しのないように。
メルマガの影響度というのがどの程度あるのかよく分からないのですが、たまたま
入った喫茶店で「読んでるよー」などと言われると、そうあなどれないものだとも
思います。

このメルマガの配信部数は約1千です。この他に登録しないでホームページから読
んでいる読者や、プリントアウトされたものを読んでいる読者もいます。
部数的には地元紙には負けるでしょうが、全国紙の長野県内部数というのは大した
ことはありません。産経が6千、毎日が2万。これは公称ですから実数はその半分
ぐらいでしょうか。
共同や時事といった通信社は、主に県外の地方紙やスポーツ紙に配信されます。県
内への影響力でいえばメルマガのほうがあるでしょう。

内容的には、マスコミ報道はうわべだけですが、このメルマガはより事実に迫り、
詳しく書きます。読者の注目度も、特に長野県政に感心の深い読者が読んでいるわ
けですから、それだけ高いものだろうと思います。

この前の知事選は、田中康夫の圧勝が予想されていたので、選挙自体への関心の持
たれ方は、今度の県議選の方がずっと上でしょう。
個人でやっていることなので、限度はありますが、取材テクニックでカバーしてマ
スコミにはない情報を提供していきます。

上に書いたように、たまたま入った喫茶店に、さっき出馬表明した候補が入ってく
る機会に恵まれたわけですが、これは単なる偶然ではありません。私は喫茶店ひと
つ入るにも、こんなお店なら地元の人が多く集まって、何か話が聞けるのではない
かーと思って選んで入っています。地元の人が多く集まるサロン的な喫茶店という
のがあるわけなのですが、私はその雰囲気を見分けて入って行ったのです。
そしたら、たまたまーというわけです。偶然というものは偶然には起りません。偶
然は必然的に起ります。

2003年02月05日

これでいいのか!田中県政追撃コラム52 2003/02/05

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■    ■□■  これでいいのか!田中県政追撃コラム  ■□■
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    ◆◇ 県議選情報 ◇◆

  << スクープ >>

● 更埴市区で、共産党が候補降ろして、市議会議長を支援

共産党が、最大会派の県政会団長として田中知事の不信任提出をした、現職の下崎
保議員に対抗するため、これまでにない柔軟な対応をしています。
これまで、共産党は党勢維持のため、いろんな選挙で当選の見込みのない候補を立
てることが多かったのですが、それをしないで現実的選択をしました。


更埴市で現在立候補を予定しているのは次の三氏です。

下崎  保 65 無所属 現職 当選4回

和田 英幸 44 無所属 新人 市議会議長 行政書士 

北村 正承 51 無所属 新人 建設業

この他に、共産党の候補がもう一人いたわけです。ところが、この方は立候補を取
り止めました。共産党は、より現実的に当選が見込める和田さん支援のために自党
の候補を降ろしたのです。

和田さんという方は、44歳の若さで更埴市議会の議長です。電話で何度かお話しま
したが、温厚で常識のある方です。将来は合併した千曲市の市長にーという声もあ
ります。

更埴の青年会議所の理事長で行政書士です。どちらかといえば保守系の方です。そ
の方を、こともあろうに、というとおかしいですが、共産党が支援するというので
す。私は最初、信じられませんでした。

しかし、取材を進めていくうちにそれが嘘でないことが分かりました。
共産党関係者に聞くと、画期的なことーとまで言います。そりゃそうでしょう、聞
いたことありませんもの。なぜそうまでするかといえば、下崎さんに勝つためで
す。下崎さんは、これまで二期連続で無投票当選でした。強敵です。生半可なこと
では勝てないと思ったのでしょう。


下崎さんはテレビだと、おっかない顔して悪代官のように見えますが、地元では
「気の良い保さん」で通ってます。お酒を飲まない方で、そのため各種寄り合いで
はいつも運転手役をするそうです。葬式には必ず顔を出す義理堅いまめな方です。
政治資金も自分の土地を売って充てているーと言う方もいます。地元に密着した旧
来型の政治家です。

去年の秋のことですが、私は下崎さんにお会いしてお話を伺っています。
この際、ついでにその時のことも書いてみます。
場所は更埴市内の千曲川の河川敷地内にあるマレット・ゴルフ場。
事務所などのクローズドな所より、こういうオープンな所のほうがいいかと思っ
て、わざとこの日、この場所にしました。あらたまった場所で会うと、話が堅苦し
くなります。野外で日向ぼっこしながら世間話をする感じです。

地元の方が80人程集って、下崎杯 マレット・ゴルフ大会というのをやっており
ました。
二時間ほどお話を伺いました。自己PRがあまり得意な方ではないようで、口数は
多くはありませんでした。上に書いたプロフィールも本人の口からではなく、別方
面からの取材によるものです。

人間というものは何を喋らなくても、側にいるだけで伝わってくるものがありま
す。私はそういうものを大事にしたいと思っています。
私は過去に東京などで取材記者の経験はありますが、正直言って地方政治の細かい
選挙事情にまでは詳しくありません。そもそも県レベルの政治や行政のことが市民
レベルでこんなに感心を持たれるのを知りません。
2000年知事選で県政会が体制翼賛的選挙をしようとするまで、長野県政のこと
には何の関心も持たずに一市民として暮らしていました。田中知事騒動が持ち上が
り、田中康夫が口だけで実態とは違い、またそれをマスコミが正確に伝えないの
で、しょうがなくなく、こんなことをやっているだけです。

下崎さんのこともテレビ画面や新聞報道を通じてしか知りませんでした。これでは
マズイわけです。で、下崎さんに長時間会ってみたというわけです。時間をかけた
わりに、これといった話は聞けませんでした。ただ、以下のような印象を持っただ
けです。

話は脱線しますが、取材にはこういうことはよくあります。逆に十分ぐらいしか
会っていないのに、長い記事に仕立てることもあります。タレントの取材がそうで
す。忙しいスケジュールの合間を縫って会いますから、そうなるわけです。
十分のインタビューをするために一日中、映画撮影所の化粧室で待たされたことも
あります。天候に左右される映画撮影の都合で、いつ時間が空くか分からないので
待ち惚けとなるわけです。
新幹線での移動中での取材というのもあります。十分間の話を聞くために、用もな
いのに東京から名古屋まで行って帰って来るなんていうことをするわけです。


テレビで見る下崎さんはいかにも悪役。私もそういう印象を持っていましたが、
会ってみればそれ程のことはありません。必要以上に悪役に捉えられているような
気がします。
テレビで繰り返し流された下崎さんのおっかない顔の映像は、議会や委員会などで
田中康夫と遣り合った後の、下崎さんが頭に来ているときのものです。怖い顔をし
ているのも当然かと思います。実際、田中康夫というのは必要以上に人の神経を逆
立てさせる人物です。視聴者はそういうことを知らずにテレビの映像からだけでそ
の人物像を創ってしまいます。下崎県議にもいろんな面があるということです。

田中知事=善  県議=悪
という硬直化したイメージで長野県政を捉えるのはどうかと思います。
しかし、一度出来てしまったイメージを変えるのはなかなか大変です。


和田さんは2月9日午後二時から、更埴市の屋代公民館で、県議選への正式立候補
表明を兼ねた集会を行います。発起人の代表者は大西雄太郎・更埴中央病院理事長
です。この方は県の救命救急センター問題で、田中知事とは意見を異にする方で
す。

田中知事を支援する立場の共産党と、それと異なる意見を持っている方に支援され
ての立候補表明となるわけです。会場には共産党市議も同席します。
これは地元の支持者の中でも相当の混乱と戸惑いを生んでいます。和田さんと下崎
さんの間に立って股裂き状態になる方もいます。

和田さんは特にどの党と緊密にということでなく、応援してくれるならどなたで
もーという姿勢です。共産党ともどういう選挙協力になるのか細かい話は決まって
いません。共産党が候補予定者を降ろしたことが最大の協力のような気がします。
共産党に入るというようなことはないそうです。

田中知事の理念には共鳴しつつ、田中べったりになることなく、是々非々でやって
いきたいと言います。しなやか会との関係は特にないようです。しなやか会は勝手
連といっていますから勝手に支持することはあるでしょうが、県議選というのは地
縁血縁の選挙です。田中ブランドがどこまで通用するかは疑問です。

2月2日に行われた豊科町長選挙では、田中知事とのつながりを強調する候補が破
れています。

もう一人の候補予定者北村さんは、田中知事との関係が強い方です。過去二回の知
事選では更埴市内で先頭に立って田中知事を応援しました。
建設業を営んでいましたが、それをたたんで県議選に出るのでマスコミはそれを捉
えて、脱公共事業を実践する政治家のように書いています。実態はちょっと違いま
す。北村さんは昨年一月の更埴市議会選に出て落ちた方です。市議選に落ちた方が
県議選で通るのでしょうか。
マスコミはうわべだけ捉えて書くので信用なりません。

これでいいのか!田中県政追撃コラム51 2003/02/03

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● 市川周さんが次期知事に向かって始動
    
● ニュースレター 「長野経済 Watching」 発行開始 
    県議や経営者との勉強会も

● 「財政改革推進プログラム」の貧困なる中身



2002年の長野県知事選に出馬した、市川周さんが下記のようなニュースレター
を発行し始めました。これから月一回出していくそうです。

市川さんは、知事選では田中知事に負けたわけですが、知事への道をあきらめたわ
けではなく、県議や県内の経営者を相手に勉強会を開くなどして、次の機会を狙っ
て着々と準備をしています。

現在の田中県政を見ていると、ますます自分が知事になって長野県をいい方向に
持っていかなければーという思いを深めているようです。
以前より長野県に来る機会もぐっと増え、これからさらに本腰を入れて長野県政に
関わっていくつもりのようです。

追撃メルマガは、市川周さんとこれまでにも何度か長野市内でお会いしてお話を
伺っています。

前回の知事選では、市川さんはいかにもポッと出てきたような感じですが、長野県
と政治について意外に深い思い入れを持っているようです。
ただ浮かれて知事選に出て、落ちたら諦めるーといったことではないようです。

大学卒業時には一旦は地元有力紙へ就職しようとしたが、思い直して三井物産に入
社。新聞社に入ろうと思ったのは、将来は政治家になろうとの志があったからとい
うことです。市川さんの政治家への思いはかなり深かったのです。

得意の経済アナリストの視点から、田中県政と長野経済を分析、ぶった斬っていま
す。


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市川周の長野経済 Watching No.1 2003年2月1日 
発行:(株)市川アソシエイツ


「財政改革推進プログラム」に異議あり
“もの言えば唇寒し”でなく堂々たる批判を

1月31日付信濃毎日新聞で報じられた県による初の「県民満足度等調査」の中身は
衝撃的です。県政全般に対する「満足」はわずか2・7%、「まあ満足」が35・6%
で合わせると38・3%。これに対して「満足していない」は12・7%、「あまり満足
していない」が29・1%で合わせると41・8%。“満足派”を“不満派”が上回りま
した。
 今、県政論議の焦点となっている「財政改革推進プログラム」案にも同様の“不
満”が立ち込めています.不満の最大の原因は「財政危機」あるいは「長野モデ
ル」という霧(スモッグ?)に県民がすっぽり包み込まれてしまい、先が全く見え
なくなっているということではないでしょうか。「木を見て森を見ず」ではありま
せんが、今、私達に必要な事は「財政危機」とか「長野モデル」とかいう固定観念
や先入観を捨てて、もっと伸び伸びと大きな視野から長野県経済を見つめる事で
す。

見えてこない長野県経済
私は「財政改革推進プログラム」案に3つの“堂々たる不満”を持っています。第1
に、県財政の歳入見通しの前提となるべき県経済自体の将来展望が欠落しているこ
とです。本プログラムの歳入試算は日本の実質経済成長率が向こう4年間、年平均0
・5%増で推移するという前提で組み立てられていますが、この0・5%という数
字はなんと政府が1年前に、国の構造改革が実行されない場合の「悲観ケース」と

て使ったものです。
 こんな借り物の数値ではなく長野県経済特有の産業構造や就業構造を踏まえた予
測値を県民に示すべきです。経済危機の日本で長野県が深刻な財政状態であったと
しても、たった1つの試算ケースだけで改革プログラムを強要してくる姿勢には納
得できません。
 2つ目の不満は歳入見通しの中心になる県税収入の位置付けです。改革プログラ
ムによると税収増加額はなんと4年間でたった12億円ちょっとしか想定されており
ません。それも積雪地域の特種用途自動車の税率優遇を止めるとか、滞納税の取立
を強化するとかちまちました話ばかりです。1000億円を超える歳出削減の一方で
210億円ものの新規支出を打ち出した「長野モデル創造枠予算」から期待される税
収見込みは全く計上されていません。多分わからないのでしょう。というよりも只
の思いつきで210億円の支出枠を確保したというのが本音のような気がします。こ
のプログラム案の作成者が長野県経済自体の現在の構造と将来像をしっかりつかん
でいない以上当然の帰結です。

「長野モデル」は孤立主義?
 3つ目の不満は「長野モデル」の発信を強調しながら実は長野県経済を近隣県経
済から、さらには日本やアジアの大きな流れから孤立させてしまう方向に動いてい
るのではないかという点です。歳出削減の一環として様々な県の事務事業が縮小・
廃止されます。この中には「直江津港整備交付金」「北陸新幹線建設促進協議会負

金」といった長野県経済の“日本海フロンティア”開拓に向けた生命線とも言うべ
き仕事も入っています。県の出先機関も名古屋・大阪さらにバンコク・香港が立て
続けに閉鎖されます。公共事業や自然環境保護は勿論、財政再建問題も含めもはや
「1県」単位で打開できる時代は過ぎ去りました。それこそ日本海側4県と“1つ

州”を造るぐらいの発想があってもいいのですが、このプログラムにはその気概も
ビジョンも見あたりません。 


市川 周: 51歳、長野県生まれ。1975年一橋大学経済学部卒、三井物産入社。米
国・アジアの海外拠点で活躍後、1997年に独立。企業・自治体向け人材開発コンサ
ルティング会社(株)市川アソシエイツの代表の他、人事院公務員研修所や多摩大
学の講師も務める。内外経済・経営環境に関するオピニオン発信にも注力、石原慎
太郎氏との共著『宣戦布告「NO」と言える日本経済』(光文社)が25万部突破のベス
トセラーになる。現在、産経新聞で経済コラム連載中。2002年長野県知事選出馬。
第3位。


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市川周さんが「2つ目の不満」として触れている部分について追撃メルマガが独自
に取材しました。
これは、削るばかりの「財政改革推進プログラム」の中で、唯一増える部分です。

ちょっと調べただけで寂しい話であることが分かりました。
これは、「財政改革推進プログラム」なんて大袈裟にいうほどのことではありませ
ん。

積雪地域の自動車税の見直しーということですが、こんなことは他の県でもとっく
にやっていることです。
自動車の性能が昔に比べて飛躍的にアップし、雪の多い地域では4WD車が普通で
す。道路も整備され、雪かきの実施も昔よりずっとよくされています。
雪の季節は車が使えないから税金を安くしようーということでこのような税の仕組
みになっていたわけですが、実態に合わせて改善しただけ、というものです。

「財政改革推進プログラム」の中でいう特殊用途自動車(8ナンバー)というのは
主にキャンピングカーのことです。これは昔はほとんどがバスを改良したものが多
かったのですが、現在では乗用車が多くなったのでこれに合わせて課税するように
するというだけの話です。バスの方が税金が安かったので、少し税収が増えるとい
うことです。

このように、ちょっとみただけでも「財政改革推進プログラム」というのは問題あ
りです。ほとんどペテンみたいなものです。

本来、地元紙がこういうことを紙面で検証すべきだが、地元紙の経済記事はあまり
に貧困、もっとしっかりしてほしいーと声を裏返して嘆いています。

市川周さんは、県議さんたちが、どこかの経済研究所に頼んでこういうプランを
しっかり検証する必要があるのではないかーと言っています。百万か二百万で出来
るのではないかということです。何人かの県議さんたちに出し合ってやってもらい
たいものです。